痔について
痔は、簡単に言うと肛門の血流が滞った状態が基本となって起こる病気です。
ポリープなどのように何か異常なものが急に出来たというわけではありません。
現代では成人の3人に1人が痔持ちとも言われているほどポピュラーな病気です。
座りっぱなし、立ちっぱなし、便秘や下痢、冷え、刺激物、タバコなど、日常生活によくあることが原因になり、女性の場合は便秘や妊娠、出産などで痔になる方もいます。
どれも当たり前のことが原因だということはわかってもらえたでしょうか。
痔の診察は恥ずかしくて抵抗がある、という方はとても多いです。
またその一方で、勇気をだして来院して良かったと思う方も多いのも事実です。
我慢すればいいや、と思っているとどうなるかというと当たり前ですが、症状は悪化します。
ほんの少し切れたというくらいであれば時間とともに治りますが、基本的に痔は病気ですので自然に治癒することはありませんし、治療を受けようか悩んでらっしゃるということはある程度状態が進んでいる可能性が考えられます。
その事自体もきっとご自身では良く理解されていて、それでも行きたくないと思われているのでしょう。
しかし、だからこそ迷ったら治療を受けてほしいのです。
恥ずかしいと思っているとしたら、その気持ちを取り除くことができるということを一番に考えてください。
来院していただいたら、なるべく嫌な気持ちにならないように、来て良かったと思っていただけるようにするのが当クリニックの仕事です。来るだけでもとても勇気がいることですので、その後のことは深く悩みすぎずに、一歩踏み出してみてください。
当院ではなるべく恥ずかしくないように治療を受けていただけるように配慮しておりますので、より充実した生活を送るためにも、是非診察をお受けすることをおすすめいたします。
痔になる前に、普段の生活の中でできるおしりのケアについてご紹介します。
日頃からおしりのケアを心掛けることで、痔を予防しましょう。
- おしりはいつも清潔にしましょう。
- 毎日お風呂に入り湯船にゆっくりつかりましょう。
- 同じ姿勢を長時間続けないようにしましょう。
- おしりや腰を冷やさないようにしましょう。
- 排便は短時間ですませて、強くいきまないようにしましょう。
- トイレに行くのは便意を感じてからにしましょう。
- 便秘や下痢に注意しましょう。
- 食物繊維をたくさんとりましょう。
- アルコールや刺激物は控えめにしましょう。
- 排便をしたくなったら我慢しないようにしましょう。
簡単に症状について説明をしますが、自分がどれに当てはまるからどういう治療になるかと考えるよりは、少し痔について知っておくという程度でみてください。
いぼ痔(痔核:ぢかく)
【症状】出血・症状により痛み
肛門の毛細血管の一部がうっ血してこぶのようになります。痔の中でもっとも多いタイプで出血が見られます。
痛みが無い場合もあるため、出血やこぶが肛門からでて自覚する場合が多いようです。
いぼ痔の詳細はこちらをご覧ください。
切れ痔(裂肛:れっこう)
【症状】少量の出血・激しい痛み
便秘などのかたい便によって肛門付近が切れたり裂けたりする状態を指します。
出血は少なく、紙につく程度ですが、激しい痛みを伴うために、排便を我慢して症状を悪化させてしまうことがあります。
切れ痔の詳細はこちらをご覧ください。
あな痔(痔瘻:ぢろう)
【症状】発熱・痛み・膿(うみ)
肛門の周りが細菌により炎症を起こして膿がたまったおできのようなものが出来た状態を指します。
熱が出たり肛門周辺に痛みを感じることがあります。
- 消化器内科のご案内
- 食道・のどの病気
- 逆流性食道炎
- 胃腸の病気
- 経鼻内視鏡(胃カメラ)検査
- 大腸肛門科のご案内
- 大腸ポリープ
- 大腸がん
- IBS(過敏性腸症候群)
- 痔について
- いぼ痔(痔核)
- きれ痔(裂肛)
- 吸引式痔核結紮(けっさつ)術
- 大腸内視鏡検査
- 乳腺外科のご案内
- 乳がん検診
- 循環器内科のご案内
- 下肢静脈瘤
町田の内科・大腸肛門科・消化器科・乳腺外科・婦人科・美容外科ならJR町田駅ターミナル口より徒歩1分のジェイクリニック|胃カメラ検査 大腸内視鏡検査