高血圧
高血圧という言葉は広まっているものの、実際に血圧がいくつだったら高血圧なの?という方も多いと思います。
高血圧の目安は下記の通りです。
- 家庭で測定をした場合:135/85mmHg以上
- 医療機関で測定した場合:140/90mmHg以上
血圧が上記の数値以上になった場合は、一度クリニックで相談してみましょう。
- 痛くないし、苦しくもないからとりあえず放っておこう
- 時々食事に気をつければすぐに血圧は下がるだろう
- まだ若いから、何もしなくても大丈夫 など
血圧が高いだけ、と思うと問題が無いように思うかもしれませんが、動脈硬化になる可能性が高い、と言われたらどうでしょうか。高血圧が続くと、下記のようなことを引き起こします。
リスク1. 心肥大になる
心臓は過重労働に対応するため心臓の筋肉(心筋)を増やし、大きくなります。
リスク2. 動脈硬化になる
高血圧で心臓が破れるのを防ぐため厚くなった血管の壁にコレステロールが加わることで動脈が固くなる。
リスク3. 動脈硬化は脳や心臓に害が起こりやすい
動脈硬化が脳で起こると脳梗塞を、心臓では心筋梗塞・狭心症を引き起こす。
高血圧の治療は、まずは下記のような生活習慣の見直しを行います。
- 塩分摂取量の制限 (1日10g→6g)
- アルコール摂取量の制限 (日本酒1合、ビール500ml)
- 脂肪分の摂取量の制限 (野菜や魚の比率を増やす)
- 体型の維持 (BMI(体重(kg)÷[身長(m)×身長(m)])が25未満)
- 適度な運動 (1日30分のウォーキング)
- 禁煙 (ニコチンは血圧を上げる作用があります)
生活習慣病の場合、治るという表現はとても曖昧な部分があります。
血圧を平常の状態にすることは確かにできるでしょう。ですが暴飲暴食や塩分を摂りすぎても良いのかというとそうではありません。
高血圧の治療の難しさはまさにそこなのです。単純に血圧を下げるということが治療のゴールではなく、新しい生活習慣を受け入れ、自分の身体を大切にする意識を持っていただくことが、高血圧が治ったということになるのではないでしょうか。
逆に健康に気を付けていても血圧が高いままになってしまっている方もいらっしゃいます。
かかりつけ医であるということは、こうしたときに力になること、定期的にご自身の身体を見つめてもらい軌道修正を上手にしてあげることだと考えております。
身体はどこも痛くもないし悪くない、そう思われている方であれば、きっと今診断を受けていただければ、本当にどこも悪くないのか、また悪くならないようにどうしたらいいのかをお話しできるとても大切なチャンスなのです。
健診の結果を一緒にお持ちいただければ、他の検査結果とあわせてお話もできますので、お気軽にご相談にいらしてください。
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