ワキの多汗症(腋窩多汗症)

多汗症とは、汗が本来の役割を超えて大量に汗が出る症状の病気です。
人間の身体は、暑さや運動によって体温が上がりすぎることを防ぐため、必要に応じて汗をかき、かいた汗の蒸発とともに熱を発散するようにできています。多汗症の場合はそうした汗本来の役割を超えて、起こる発汗なのです。

また、よく緊張や不安・ストレスなどによって大量の汗が出ることを多汗症と認識している方もいらっしゃいますが、多汗症は精神的な原因による発汗ではなく、身体の機能の失調により起こる発汗を指します。

多汗症は人によってさまざまですが、手のひらや足の裏、背中、ワキの下に起こりやすく、衣服のシミに悩まれている方も多いです。
痛みなどを伴う病気ではないですが、汗やその臭いによる精神的苦痛は大きいものです。

ワキの多汗症について

多汗症の中で、ワキの汗が多いものを腋窩多汗症(えきか - たかんしょう)といいます。ワキの下はもともと汗腺が多く、汗をかきやすい場所です。加えて、緊張やストレスなどの精神的な刺激で発汗が促進されるため、汗が出ることを恥ずかしいと感じたりすると、余計に汗が出るという悪循環に陥ってしまうのです。

  • ワキの汗に注目されそうだから人前には出たくない
  • 周囲の目が気になって、学業(仕事)に集中できない
  • 汗のにおいが周囲に不快感を与えているのではないかと心配するあまり、人間関係がうまくいかない
  • 服に汗染みができて人目が気になる
  • 常にタオルを持ち歩いたり、一日に何度も制汗剤を塗ったり、シャツを着替えたりする手間が大変
  • 緊張すると汗が出はじめ、意識するともっと出る

このような方は、ぜひ一度ご来院ください。お悩みを軽くしていくことができるかもしれません。

多汗症の治療

多汗症の治療には、さまざまな治療法がありますが、当院では脇ボトックス注射(ボツリヌス療法)を行っております。

脇ボトックス注射(ボツリヌス療法)について

ボツリヌス菌がつくる天然のたんぱく質を有効成分とする薬をワキの下に注射します。1回注射すると効果が4〜9か月持続するので、年に1〜2回程度の治療で汗を抑えることができます。

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